最近のエントリー

smokersメンバー

小説、映画、芝居、落語、日常の出来事など、自分が贅沢な心の遊び、と感じたものを紹介します。

«市川茂男のプロフィール

荻山博史が撮ったベストショットに、つっこみを入れてつつ紹介します。

«荻山博史のプロフィール

普通の生活の中でふと思ったこと、感じたことをつづります。

«熊坂貢児のプロフィール

自分を虐げるのが大好きなサドにしてマゾな遊佐の日常をさらけだします。

«遊佐邦博のプロフィール

広瀬格のブログです。気軽に散歩がてら遊びにきてください。

«広瀬格のプロフィール

ひとりsmokers トップぺージへ | 2006年02月 »

スニーカーフェチ。

2006年01月31日

photo
何を隠そう私はスニーカー好き。別に隠す必要ないけど…。 同じ種類のメーカーで色違いが何足かありまして…1番多いのがパトリック。フランスのメーカー、毎年いろんな色がでます。細身ですごい履き心地がよい。 次がオニツカTiger、言わずとしれた日本のメーカー。アシックスの前身だったんだけど何年か前に復刻、そしてキルビルでユマサーマンが履いてさらに大復活。私の中学時代はオニツカTigerと言えば憧れのメーカーでした。中学のときの野球のスパイクもオニツカでした。あとはNIKE。 写真で見るとかなりカラフルでしょ?結構みんなが買わないような派手めのを買ってしまいます、やはりこの辺は関西人の血でしょうか?(笑) 写っているのは「晴れの日専用」です。朝から雨の日は履きません。そういう日は「雨の日専用」があります。あと写真以外ではpumaとリーボックがあります。よく思うんですが靴にあまり気を使わないひとって多いと思うんですよね。 特に男性で。 もう少し気を使った方がいいと思うんですけど…スーツはすごい決まってるのに靴はボロボロ…ってよく見掛けます。 足元って結構見られてますよ、電車とかでも座って前の席への目線は靴あたりに行きますよね?見られてますよ。 まぁスニーカーしかない私に言う資格はあまりないかも知れませんけど…。 いい天気にお気に入りのスニーカー履いて公園とか行くとすごいウキウキするんですけど。変ですかね? あっそういや俺は逆に服装に気を使ってない…その日身に付けてるものでスニーカーが1番高い日がある。ひゃーなんか今まで言ってたことがつじつま合わなくなってきたぞ…。やべっ。とにかく靴は大事にしましょう! 無理矢理やなぁ…(笑)

俺と牛丼とBSEと。

2006年01月31日

photo
吉野家と相性が悪い。

たいてい注文した味噌汁が無視される。
演出広瀬格と彼の地元の吉野家で何回か食事したことがあるんですが、かなりの高確
率でやられるんです。

まあその店だけなら「さすが格ちゃんの住んでる町、客相手にも容赦ないぜ!」で済
むんですが。済むのか。
どこの吉野家行っても遭遇するんですよねぇ。

頼んでないものの料金請求されたりとか。
その逆に三人で行ったら俺だけ料金請求されなかったりとか。

ここまでくると吉野家が全店を挙げて俺を不快な思いさせようとしてるのではないか
と疑ってしまうほどです。常に監視されてるんだ!

誰が。いったい。なんのために。

「彗星物語」宮本輝との出会い

2006年01月29日

suiseimonogatari.jpg

「彗星。COMET 太陽系を構成する天体のひとつで、希薄なガスに包まれ、ときには長い尾を引いて、ほうきの形に見え〈ほうきぼし〉とも呼ばれる。すいせいのように…≠ニは、優れた人物がその社会に突然あらわれる時に使われる表現である―」

「彗星物語」は、私が初めて読んだ宮本輝さんの小説です。
まだ加藤健一事務所の養成所にいた頃に、先輩が宮本輝が大好きだと言っていたのを聞いて、家の本棚を探してみると、この「彗星物語」という本があったのです。(私の家は母親が本が好きで、本棚だけは立派なものがあり、いろいろな本が置いてあります)

私はこの「彗星物語」という本を読んで、笑いました、怒りました、泣きました、哀しみました。ありとあらゆる感情が解放され、溢れ出しました。読み終わった後には、深いため息と、「おもしろかったなぁ」という独り言、そしてなんとも言えぬ幸福感が私を包みました。

もう少し詳しく説明すると、深いため息は、この素晴らしい物語を読み終わってしまった寂しさと、なんでもっと早く読まなかったのかという悔しさ。
「おもしろかったなぁ」という独り言は、読み終わった後の素直な感想。
そして、なんとも言えぬ幸福感は、この「彗星物語」の底にある暖かさ。その暖かさに私はつつまれました。

本の内容を書かないで私の感じた事ばかり書いているので、みなさんは「なんのこっちゃ」と思うでしょうが勘弁してください。

とにかくこの「彗星物語」という本と宮本輝さんとの出会いは、私にとってまさに突如彗星の如くあらわれたという感じで、今も私の心のど真ん中で輝いています。

唐辛子の化け物。

2006年01月27日

photo
今日は下北沢に知り合いの芝居を見に来た。 駅を出ると駅前に…。なんとも無表情(着ぐるみなんで当たり前やけど)にクーポン本を配るこの特大唐辛子に何か哀愁を感じた。 普通着ぐるみだと「かわいい〜♪」とか女の子に寄ってこられて手を握られたり、一緒に写メったりするはず…しかし誰も一切そんなこともせずクールにクーポン本だけ受け取ってく。 中にはどんなひとが?この寒い中でも暑くて唐辛子の様に赤い顔をして中で頑張ってるんだろうか? 頑張れ!中のひと!頑張れ!レッドホット! きっと君の配ったクーポン本を使ったいろんなひとが君の代わりに顔を真っ赤にしてどこかの飲み屋で楽しんでるぜっ!

カバン好き。

2006年01月27日

photo
ただのカバン好きじゃありません。 駅とかでよくやってる、「1000円で買える」カバンが好きなのです。

カバン、もしくはリュックなんていくつも必要なものじゃないのに、
ああいったガレージセールやってるとついついのぞいてしまいます。
そしてついつい買ってしまいます。

「安かろう悪かろう」とはよく言ったもので、
だいたいデザインがしょぼかったりすぐ壊れたりするんですがぜんぜん気にしません。
ていうか期待してないからそんなこと。

1000円で買える幸せ。プライスレス。
なんつってな。

てなわけで今日も買ってしまいました。
いつ使うんだろう。

虎ノ門

2006年01月25日

photo
本日劇団の営業で虎ノ門まで演出の広瀬と出掛けた。二人とも慣れないスーツを来て出掛けた。 なんか成人式みたい…言い過ぎ?(笑) 記念にビジネス街でパチリ。完全なお上りさん状態。 しかし虎ノ門、役者という人種には程遠い街。 用件を済まし、ファミレスに入りビールを飲む。 お互い何か大仕事をしたかのように乾杯。この時点でまだ12時前…。 もう虎ノ門に溶け込んだ気分、すっかりやり手のビジネスマン。 しかしまわりを見ると完全に浮いている…関係ないね(柴田 恭平風) しかしこの虎ノ門、名だたる有名企業がひしめいている…様々な政府関係の建物もある…まさに虎ノ門。 私達二人にもいろんな意味で虎ノ門となった日でした。 しかしお気楽な二人…(笑)

身の周りにあるものシリーズ!

2006年01月23日

photo
その1。鼻毛カッター。

役者たるものみだしなみは大事っすから。ダンディズムっすから。

友人の結婚式のビンゴの景品でもらいました。1位がDVDプレーヤーで、2位がこれでした。

…なにその差。

雪景色

2006年01月21日

photo
やーすごいっすね! 目が覚めたら雪国でした。

僕の家は山の上にあるので余計に降るらしくてですね。
素敵!ろまんちっく!

…電車止まらなければ。

雪国?

2006年01月21日

photo
いやーいきなり積もった…。思わずパチリ。 東京の気温ホントおかしい…いきなりあったかくなったり夜から急に寒くなったり…。 みなさま風邪には注意!うがい、手洗い、部屋の加湿、基本ですぜっ!

会社にて。

2006年01月19日


「休憩中にだらけすぎている、って言うクレームがあった」

こんなこと言われてしまいました。

休憩中にだらけすぎ? どういう意味だ。
だらけるから休憩なんじゃないのか。ていうかそんなことチクる暇人は誰だ。

僕は普段昼飯が終わると「休憩室」と呼ばれる場所でだらだらしてるんですね。
椅子とテーブルしかないんですがただでコーヒーが飲めるのですよ。
そのタダコーヒーを飲みつつ
本読んだり昼寝してまったり過ごすのが俺スタイルなんですが。

確かに気は抜いてるかもしんない。だらしない顔で寝てたりするし。
たまにビクッ!ってなって椅子から落ちそうになってるし。
鼻くそほじってたりするし。

もしかしたらこれは一休さん的なとんちを要求してるんだろうか。
明日から悩みながら休憩します。

本日の不思議な世界。

2006年01月18日

いけふくろう
自宅にあるお風呂の折れ戸にあるこの文字…まぁこども向けでしょうが…。

誰がぶらさがんねんっ!といいつつも私は毎日これで懸垂を!(うそでっせ)

お後がよろしいようで☆


ナンバー1?

2006年01月18日

photo
こいつ知ってます?

そうです「よ〜く考えよ〜♪お金は大事だよ〜♪」のアヒルです。
そのCMに出ている矢○ 亜希子さんのファンで
いいなぁ〜欲しいなぁ〜となぜか思ってまして…。
とある知り合いの方に頂いたのですが…。
やはりCMのは特別製でありかわいいヤツなわけで…。

しかしこいつは…
まぁこれはこれで愛嬌はあるんですけどね(笑)
ほんとにお腹押したら歌うし。
ストラップにも使えるようになってるし…でも電車とかでいきなり歌い出したらどうすんねんっ!
といいながらも部屋に飾ってある…名前はもちろん「亜希子」

みなさん、引かないで…(-_-)

スタバで小粋にコーヒーを。(だったらいいな)

2006年01月17日

photo
今日は池袋でsmokers会議がありました。 まあこれは他のメンバーが何かしら書くと思うので、僕は全く関係のない話を。

スタバカードです。
職場で去年の暮れにもらいました。ボーナス代わりのつもりなのか、中には1000円分
チャージされてました。
まあ社員数から考えれば大盤振る舞いなんでしょうが…。

あんまり大人をなめるなよ?

1000円て。イマドキ小学生だって諭吉の価値を知っとるわい!
そもそもね、一人で行ったことないんですよスタバ。いまだに注文の仕方とかあやふやなんですよ!てかコーヒー飲めないんですよ!
あら、かわいい。

せっかくなんで利用しようとは思うんですが。まずは膨大なメニューの中から、緊張しないで注文する練習しないと!

大人への道は険しい…。

ポイ捨て禁止。

2006年01月17日

photo

やはりうちはSmokersというだけあってタバコのマナーにも気をつけたい。
だから私がマナー向上委員長に自ら襲名。
唯一タバコを吸わない私がなぜなっているのかはわかりませんが吸わない分いろいろと気になるもの。
マナー違反をしたひとは罰金100円。
今日はミーティングの日だったのですが早速待ち合わせ場所で演出広瀬がポイ捨て。
襲名する前の事件でしたが関係ない。ざまーみろ。あっそういや払わずに帰りやがった!
他でもしマナー違反を見掛けましたら私にご報告を。
喫煙マナー向上委員会、会長/荻山 博史

画像は指摘をされて半泣きになる広瀬 格(うそ)

ウルトラマン。

2006年01月16日

photo
コレは新マンですけども。

まあ色気も何もない俺の部屋において、数少ない装飾品です。
友人が引っ越す際にもらったもので、なんだか愛着があっていまだに飾っております。

もともとこういうヒーローに憧れてたんですよ。
事件が起こったらやってきて、悪者を倒して去っていく。しかも、自分の正体は絶対に明かさない。…カッコいいじゃないですか。

今の自分とは思いっきりかけ離れていますが。
目標は高く、とも言いますし。

てなわけで、今でも僕の目標は「ヒーローになること」。
コレです。

クロノスクロノス。

2006年01月15日

photo
キャラメルボックスは「クロノス」という公演を横浜BLITZまで観に行ってきまし た。 どうにも小劇場界では「キャラメル好きです」というと馬鹿にされる傾向があるよう ですが(俺の気のせい?)、好きなもんは好きなんだからしょーがない。

あそこまで自分達の世界を作り上げられるってすごいと思うんですよね。芝居のレベル云々はともかく。
偉そうなことを言ってしまえば、彼らは自分たちの事をうまいとは思ってなくて、でもこの芝居をさせたら俺たちが一番面白いんだ!という自信に満ちている気がするのです。…よくわかりませんね。

閑話休題。

今回は「クロノス・ジョウンターの伝説」という小説を舞台化したもので、かなり期待してたんですよ。原作好きだったんで。
んでいざ観たら。

号泣でした。

安いと言いたきゃ言え。薄っぺらいと思えば思うがいいさ。
でおよかったんだもん! 涙出てきたんだもん!
というわけでお勧めです。公演明日までですが。
余裕あったら是非どうぞ。

今聞いてる音楽。

2006年01月13日

photo
マルーン5ですよ。MAROON5。 後輩から借りてきました。

知ったのはずいぶん前だったんですけどね。
以前稽古場で某演出家がかけてまして。
「コレ知ってる?」の問いに正直に「知らん。」って答えたら、心底見下されたような態度されたので、意地でも聞いてやるか!って敬遠してたんですよ。

そしたらばんばんCMとかでも使われるようになったでしょ?
ボーカルがシャラポワと付き合ってる、なんて噂が出たでしょ?
これはもう避けてる場合じゃないかな、と。

ボーカルの声が甘ったるくてちょい好みではないんですけど、
「SUNDAY MORNING」とかいいですね。
今一生懸命歌詞を訳してたりします。

最近はコレとピロウズでまったり過ごしてます。

俳優。

2006年01月12日

photo
遠い昔私が俳優養成所に通っていたころ。そこの先生に俳優は「非人間的に優れていなければならない」とよく言われた。まぁそれを組み合わせると確かに俳優という字になりますが…。私はその先生の教え方が傲慢でかなりえらそうで大嫌いでした。

だからなにかその言葉も納得できなくて…。確かにある意味そのじいさま先生は「俳優」でしたが…。

そのとき私は自分なりに俳優とは「非人間的に優しいひと」と解釈するようにしました。いろんな意味でひとの悲しさや虚しさを俳優はわからなければならないし、そういうことに対して否定的にならずにある意味受け入れていかなくてはならないーなぜか遠い昔の私はそう思い込み頑張ってきたようです。今自分がどっちの「俳優」になっているかはわからないけど私はじいさまの言う「俳優」は今だにピンとこない。

部屋の本棚にあるいろいろな演技の本。
その「俳優」という文字を見るたびに今でもふとあのじいさまを想い出す。
でもある意味じいさまには感謝しないとダメかもな。

睨むデニーロ

2006年01月09日

睨むデニーロ
我が家のある場所には「タクシードライバー」のポスターが貼ってある。 あの有名なデニーロが革ジャンのポッケに手を突っ込み歩いているモノトーンのポスターではない。 めちゃ睨んでいるヤツである…私はその前で一日に4、5回あることをする。睨まれている…。

しかしこの映画、100回くらい見た。初めて見たときはただ衝撃で意味などよくわからなかった。だか年齢を増す事に観え方も変わって行き、今観ても新鮮である。昔観たときは主人公のトラビスがHEROに見えた。しかし少したって観るとストーカーに見えたり…。いろんな観えかたが出てくる。社会に順応できずにひとり悶々と爆発する機会を伺っているところなどそのまま現代にも通じる。まぁ観たひとに言わせると今さらそんな説明はするな!と言われそうですが…。やはりいい映画というのはこの様にいつの時代でも新鮮に映るものなんでしょうね。
そして今日もデニーロは睨んでいる…お前はしっかり生きてるのか?思うままに行動してるのか?と。

そんなに睨まれたら…出ませんがな(笑)

男どもよ、歌え!

2006年01月09日

最近の歌について。

寝不足の時にJ-POPが聴こえてくると
「おめーらがどんだけ乳繰り合いが好きかなんてこたぁなんの興味も無いわボケ!!
 帰れ!!」
くらいのこと考えちゃいますヨネ☆

…あ、そうですか。自分だけですか…。

しかし昨今の歌は「愛し合う」だの「抱きしめる」だの言い過ぎと違いますか。
ドラえもんの主題歌まで「ハグしちゃお」ですよ。
大人も子供も。犬にも猫にも。
己を制する術を身に付けろって感じですね。

全てコレはジャニーズのせいだと思うんですよ。
いや、いい歌一杯あると思いますよ。SMAPの「オレンジ」なんか泣けますしね。

なんかあいつらどいつもこいつも「俺は君が好き。だから君も俺が好き!」みたいな歌を歌いよるでしょー。
世の中の男みんながみんなそんな自信満々なもんかい!っていう話ですよ。
大人の余裕なんかいらんのですよ。苦しくても泥すすっても自分に正直にいきたいわけですよ。

だから!
世の中の男どもよ、サンボマスターを歌え!
そして見習え!

…ひがみではないですよ?

自分の時間

2006年01月09日

最近、死ぬほど辛かった劇団の公演を終える。でも意外に終わってみると寂しくなる。
ただ今までゆっくり出来なかった分、落ち着いて好きな時間が取れる。
決まって好きな喫茶店に入り、コーヒーを飲み好きな音楽を聴く。そんな何でもない時間がまた芝居をやりたくなるきっかけになったりもする。
自分にとって凄くセンチメンタルな限られた時が大切な自分の時間。

駄洒落な街

2006年01月09日

いけふくろう
池袋の駅のいたるところにいるこの動物。そうふくろう…しかもただのふくろうではない…

「いけふくろう」この駄洒落動物を堂々と駅のシンボルにしてしまうなんて…関西人の私も驚いた。しかしそこに渋谷にも新宿にもなれない池袋という街のCOLORが浮かんでくる。

何かバタ臭い、いい意味でのローカルな感じ。私は好きだ…。
万歳池袋っ!万歳いけふくろうっ!飛び立てっ!

本との出会い

2006年01月09日

高校3年生の時の話です。私は地元の高校に歩いて通っていました。

いつも学校に行く前に、家の近くの公園で友達と一緒にタバコを吸ってから学校に行っていました。
その日も公園に行ってタバコを吸おうと思ったら、タバコをきらしていることに気がつきました。
しょうがないので友達が来たらもらいタバコをしようと思ったのですが、いつもの時間になっても友達は来ません。しかたなくタバコを吸わずに学校に行きました。
タバコを吸わないで学校に行ったのでいつもより早く教室に着いてしまいました。
そこへ一人の友達が教室に入ってきたのを見たときに、何故か私は「タバコちょうだい」と言っていました。友達は「いいよ」と言って1本のタバコを私にくれました。
私は普段学校でタバコなど吸わないのですが、その日は公園で朝の一服をしていなかったため、無性にタバコが吸いたくなってきました。

私は教室を出ると、すぐ隣にあるトイレに入りました。
タバコを取り出してライターで火を着けようとした時に、トイレの前を何人かの他のクラスの人たちが話しながら歩いていきました。
私は「ここはちょっとまずいなぁ」と思い、トイレを出ました。さてどうしたものかとトイレの前で考えていると、また何人かの他のクラスの女の子達が話しながら前を通り過ぎて行きました。

私がどこかひとけのない場所はないかと考えながら歩きだすと、ずっと向こうに「会議室」という表示が見えました。私は「あそこなら会議さえなければ人は来ない!」と思い、足早に歩いていき、そっとドアを開けてみました。案の定、中には誰もいなくて、し〜んと静まりかえっていました。しかもこの会議室は教室と離れているのでタバコを吸ったとしてもにおいは届きません。
私は中に入るとしばらく様子をうかがっていましたが、誰も来る気配はないので、椅子に座ってもらったタバコに火を着けました。安心して気持ちよく吸っていると、突然ドアが開きました。
私はびっくりしてドアの方を見ました。そこには書類を持った先生が立っていました。
「何してるんだ?」と言われた私は手にタバコを持ったまま何も言えず、ただ先生の持っている書類を見ていました。


以上が私が高校3年生の秋に停学になった理由です。なんでこんな恥ずかしい話を書いたかというと、停学になって自宅謹慎をいいわたされた時に、課題の一つとして読書感想文を書くように言われたのです。

私はそれまで本などよんだことがなかったのですが、しかたなく何冊かの本を読みました。
その中の一冊に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」がありました。
私はマンガの「お〜い竜馬」がとても好きだったので、この「竜馬がゆく」にすぐハマってしまいました。謹慎中に全8巻を読んでしまいました。

それ以来私は本の素晴らしさを知り、今にいたってます。
これが私の本との出会いです。

けっしてほめられた理由ではありませんが、タバコがみつかって停学になったおかげで私は本と出会いました。
未成年の高校生がタバコを吸うことは絶対にいけないことです。これだけは言わせて下さい。タバコは20才を過ぎてから!

Copyright © 2006 ,smokers cafe All rights reserved.