この前久しぶりにサンモールに知り合いの芝居を見に行きました。
サンモールと言えば私が東京に出て来て初めて舞台にたった劇場。
とあるプロデュース公演のオーディションに受かりまして…出て来て間もなかったので東京の劇場事情もよく知らず、なかなか綺麗ないい劇場やなぁ…なんてくらいにしか思ってませんでした(笑)
今思えばいきなりサンモールでやれたなんてなかなか幸せだったのでは?と思います。
そしてこのプロデュース公演がいろんなつながりの始まりでこのときの共演者やスタッフの方々と今でも付き合いがあり、今でも一緒に舞台にたったりしています。
この公演のときの演出家が「夏の大三角形」という劇団の主催者「飯島 研」さんでその後私もその劇団に参加させてもらい、この劇団がサンモールと提携公演を行っていましたのでその後も二回ほどサンモールの舞台に立たせてもらいました。
この「夏大」が大阪で細々(笑)公演していた私にとってはなかなかのカルチャーショックでした。
舞台の制作費は一千万近く…台本も300ページは超え…芝居も三時間弱…立ち廻り、歌あり、映像ありのエンタメなお芝居をやるところでして…この劇団にいるころはもうすっかり30歳は超えてましたがガンガン走らされ、踊らされ、初日の朝にラストシーンの台本を渡され…となんかまた青春やり直し?みたいな嵐のような日々でした。
ほんと今考えても自分にどこにあんなPowerがあったのか?
でも何かに向けて突っ走っているときは毎日大変でしたが、そんなことも忘れるくらいとても楽しくてすごい充実してていい経験ができました。
で久しぶりにサンモールの舞台を客席で見ているとなんか不思議な気分…自分がこの舞台にたってたことなんてものすごく昔に思えてくる。
この時の芝居がちょうど「夏大」で一緒に芝居をしていた(※ちなみに夏大は現在活動停止中)「川崎 初夏」さんが出ていた芝居だったのでさらになんか感慨深い感じでした。
でもやっぱ劇場の雰囲気って好きですね。
始まりの音楽が徐々に大きくなって客席が段々暗くなって行く…そして別世界に入って行く…。
あの瞬間ってワクワクします、まぁ芝居によってはほんとに別世界にいっちゃう人もいるでしょうけど(笑)
映画とはまた違う生ならではの臨場感。
もしこの日記を見て劇場に行かれたことがない方がいたらぜひ一度足を運んで見てください。
映画もいいですが芝居もまたいいもんですよ。
あっ九月のうちの芝居にはぜひぜひ!
よ〜く眠れますよ!あっ違いますよ、芝居を見て頂いた夜はねっ!
お後がよろしいようで。