荻山おじさんが映画の話をしてるので、負けじと最近見た映画の話でも。尻馬に乗っ
たわけではないです決して。
我々のリーリンチェイ大兄(以下大兄)が帰ってきた! ちゃんと弁髪で!
ってわけで「SPIRIT」。
筋としましてはアレですよ、「ドラゴン 怒りの鉄拳」の師匠の話。
いやはや、やっぱ大兄と言ったら弁髪ですな。
そして相変わらずの動きは尋常じゃないですな。
中村獅堂は嫌いじゃないけどやっぱ達人にしてはアレだったかなぁ、と。
大兄が負ける気ぜんぜんしなかったもんね。始まる前から勝負はついてる感たっぷ
り。
それこそプロミス真田さんとかね、もちっと殺陣やれる人がいくとよかったんじゃな
いかなぁ、なんて。
だって日本代表の達人なんだもの。
いや中村獅堂はがんばってましたよ、さすが歌舞伎役者、動きもキレイだし。
でもやっぱアクション畑の人にやってもらえるともっとよろしかったかなぁ。
あと原田真人がラストサムライと同じ役で出演(笑)
まんますぎて笑いました。
さて話を大兄に戻す。
大兄は相変わらずワイヤーに吊らされたら世界一だね、榊原郁恵とか相原勇なんか目
じゃないぜ!
武器もわんさか使うし。棒術、槍、青龍刀、三節棍と、観た後は小学生が傘を使って
学校で暴れまわる事間違いナシウェポンをブンブン振り回す!
あと10年公開が早かったら間違いなく学校で真似して嫌われ者になってましたね、
俺は。
いやー爽快ですよ。
日ごろの鬱憤もバッチリ晴れますが、映画観て勘違いして喧嘩売ったりしちゃダメよ
!
そんな奴はいないとは思いますが。
と、なんもオチもなく終わろうと思ったんですが、一つ苦言。
話はとてもベッタベタで本当に今は21世紀なんだろうか、と思ったくらいなんです
が、結局反戦メッセージとか入っちゃうくらいなら、もうどうしょうもないくらい勧
善懲悪にして日本人は敵じゃー!くらいな反日映画にしてもらった方がまだスッキリ
したかな、と。
こちとら袴と編み笠でカンフーしてくる暗殺者とか「ブンシンノジュツダーッ!」と
か叫んで分身も何もせず飛び掛ってくるニンジャとか「バンザーイ」ってコールで乾
杯する空手家とか見慣れてるんで、別に。