公演のようすを、解説つきでプレイバックします。
次々と子供たちの問題点を知らされる親たち。
「密告屋、佐々井家康君!」
「…はい」
娘が問題行動を起こしていると言うことが信じられない出口君。
「遥はしっかり者なんです。だから平気です」
自分の息子がとんでもない賭博師だった事を知る東さん。
「そういえば… ゲームキューブとかマウンテンバイクとか買ってやってもないのに持ってました」
それは…気付きなさいよ。
不満そうな2人。
い〜い顔してますね。
子供たちを理解するために、子供たちの格好をしてある日の教室を再現するという授業。出口君は娘さんを演じるため、カツラをつけてます。
出口君…カツラ似合いすぎです。
永嶺君の息子は正義感を過剰に振り回す「毒舌家」でした。
「学校という名の王国の秩序を乱すつもりか!」
水野君は東さんと役を交換して、「賭博師」東陸君を演じています。
「仕切り魔」出口遥さんの登場。
「女の子泣かせたりして、それでも男?
チンコついてるの?
チンコ見せてみなさいよっ!」
「出口君!台本通りにやってください!」
「あ、失礼!」
どうやら出口君のアドリブみたいです。
パシャッ!
佐々井家康君はゲームと盗撮が趣味です。 東陸君を問いつめる出口遥さんを激写した瞬間。
先生を差し置いて出口遥さんが仕切って朝の挨拶。
「起立!例!着席!」
納得のいく説明を求める渡辺千鶴さん。 気弱な彼女ですが娘のために勇気を振り絞ってます。
「わからないからといって、そのままにしておくのは大人のいけないところです!
わからないかもしれないけど、わかろうと努力することが大切なんです!」
謎の男・永嶺君が本領発揮。
教師たちを問いつめていきます。
「学校側は、我々に意図して隠していることがあります」
さらに教師たちを追いつめる永嶺君。
「聞き直してみればわかることですけどね」
反省の色はまったくないですね。
教頭であることを自白する阿部倉先生。
保護者たちに清原の暴言を弁解します。
「みなさんはじめまして。教頭の阿部倉です。
清原先生の発言には過剰に親を責めるところがありました。
だがそれも仕方がないんです。
清原君は事故で子供を亡くしているんです。
どうか…わかってやってください。彼女を…赦してやって欲しい」
ここまではかっこよかったんですが。
保護者たちに責められる教頭先生。
「清原先生のことはわかりました。…でも、あんたは赦せないな!
「渡辺さんのふりなんかしやがって!」
「今までずっと私を騙してきたのか!」
「全部あなたが悪いんじゃないですか!」
「最低!」
「教頭失格ですよ!」
ここで清原先生の一言。
「勝手に私の子供殺さないでくださいよ!」
えー!!
学校側の企みはすべて失敗に終わり、授業は終了します。
最後に親たちに頭を下げる教頭先生。
「みなさん、本日は本当にありがとうございました」
子供たちが煙草を持ち出した事件の真相について語る渡辺敏幸君。
「僕らがお墓に向かって手を合わせていると、先生が煙草に火を着けて、こう…」
「お線香の代わりにしたんですね」
教頭の阿部倉がまだ担任をしていた頃の話。
子供たちの本当の優しさに気付いた保護者たち。
「みんな、優しい子なんですね」
「ちょっと羨ましいですね」
自分たちのこどもの頃を思い出し、なつかしい空気。そしてみんな帰って行きました。
ちょっとだけ名残惜しそうにしながら。
そして誰もいなくなった教室。
セミの声と、校庭で遊ぶ子供たちの声が聞こえてきます。
第一小学校の廃校が決まり、寂しそうにしている教頭先生。そんな自分に苦笑する。
煙草を吸おうとするが、廊下から話し声が聞こえて姿を隠す。
教室に戻ってきた同級生3人組。
自分たちの小学校2年生の時の担任である阿部倉教頭の話をします。そこへ文科省の男が入ってきます。
「誰?」
「渡辺だよ、渡辺。こいつが本物の渡辺学」
教卓の裏に隠れて話を聞いている教頭先生。
思い出の教室で、思いっきり煙草を吹かす4人。
「…みんな、大人になったな」
「ええ」
「…なっちゃいました」
幕。
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