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メンバーとの出会いや、smokersの結成秘話をご紹介します。
「芝居も人生もまだまだこれから!」 と信じきっているいい歳して勢いまかせでくせもの揃いの4人組です。 言葉では伝わらない。そんな雰囲気を大切にしたい。 コンセプトはそれだけです。
vol.1「大人の授業」ではシチュエーションコメディを上演しましたが、形式の枠にとらわれることなく、その時面白いと感じた舞台を作っていきたい。なので、どうにもこうにもわかりやすく一言で説明できないのです。もどかしいけど。
くだらないけど、ちょっとおしゃれ。そんな感じのお芝居が、ぼくらの理想です。 恋人たちがデートに使ってくれるような…そういうのってちょっと「いい」ですよね。
バンドとか「運命的な出会い」ってよく言ったりするじゃないですか。 ちょっとかっこいいですね。ちょっと恥ずかしいことかもしれないけど。 まだわからないですがsmokersがそうなれたらいいなと思います。
smokersのメンバーはそれぞれが別の団体で活動していました。広瀬格のように一緒に劇団をやっていた人もいます。また、フルーチョの熊坂貢児のように、別団体での活動が継続中のメンバーもいます。
今までの演劇活動の中で、それぞれちょっとずつつながりを持っていましたが、このメンバー全員で出会うことはありませんでした。ただ、そのちょっとずつのつながりの中で、お互いに「こいつ面白いな」という感情がぼくらの中に生まれていたのです。
そして全員が同じ舞台の現場に参加するという「事件」が起きたわけです。
奇しくもその舞台は誰の所属劇団でもない、完全に外部のプロデュース公演でした。
この時にsmokersの精神的支柱である荻山博史と初めて出会うことになります。
個性も趣味もバラバラの5人ですが、不思議なことに「面白いもの」ということに関しては共通意識がありました。酒の席でそれを感じると、ぼくらはあっという間に距離が近くなったのです。
この時は一緒にお芝居を作るのが楽しくて楽しくて。とてもいい思い出です。
「いつかは一緒にやりたいね」という思いを抱えたまま2年の月日が流れ、2005年の9月に、まず1回公演を打とうと、smokersが結成されたのです。
そして旗揚げ公演「大人の授業」が大盛況のうちに終了。 定期的に公演を打つ演劇ユニットsmokersが正式に誕生したのです。
メンバーの熊坂貢児、広瀬格、そしてvol.1に参加したフルーチョの佐藤宙輝が一緒の公演に参加したことがありました。稽古が終わってからこの4人で飲みに出かけたのです。思い返せばここからすべてが始まったのです。
それまで稽古場では遠慮がちに接していた彼らでしたが、この氷川台の居酒屋で気が狂うほど意気投合し盛り上がりました。はしゃぎすぎてお金がぜんぜんたりないことに気づかなかったくらいです。お金が足りないとわかってからも、さらに注文しました。
お酒を飲むと煙草が吸いたくなります。いつもより本数もぐっと増えます。4人はものすごい勢いで酒を飲みニンニク揚げを食い、そして大量に煙草を吸いました。
煙草はひと箱に20本ですがあっという間になくなりました。なくなると誰か一人が煙草を買いに行きました。そしてそれを全員で吸う。銘柄とかタールの量とかぜんぜん違うんですけどおかまいなしに。 そんな状況の中で誰かが「こういう雰囲気を芝居にしたいよね」と言ったのです。 4人は激しく同意しさらに盛り上がりました。 そしてまた誰かが言ったのです。はじまりはちっともかっこよくない、ただの酒の席でのお話でした。
あらためて初めまして。
演劇ユニットsmokersです。
ちょっとだけ煙草をからめたお芝居を作ってます。
これからよろしく。
(演劇ユニットsmokersについて by広瀬 格)
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